龍山学苑の誕生

昭和18年4月、太平洋戦争末期に沖縄が戦争に巻き込まれだしたとき、子どもたちは着のみ着のままの姿で本土へのがれてきました。龍山学苑の創設者である上村義渕は、沖縄から疎開してきた子どもたちがストリートチルドレンになっていく姿を間近に見て、東福寺の住職の立場から寺院婦人会の協力を得て、本堂で子どもたちに救いの手をさしのべました。